平成19年4月設立の北海道資源循環研究所(平成22年3月にNPO法人化)にて、亜臨界肥料化技術によるバイオマス肥料化研究開発が行われてきました。
この間、独立行政法人北海道農業研究センターでの亜臨界肥料栽培実験等公的な機関にもご協力いただき、また、農家の方々のご支援もいただきながら基礎研究が進められ、大幅な収量増や冷害時の生育の強さなど驚くべき肥料効果が確認されてきました。
このため、各地の農家の方々から、亜臨界アミノ酸液肥の安定的な流通に多くの要望をいただいたことから、平成23年5月には亜臨界肥料の流通を確保するべく、地域のJA・大手肥料メーカーも加入する北海道亜臨界肥料流通機構(任意団体)(現在の市町村資源化協会)が発足しています。
株式会社市町村資源化事業団(平成28年2月に「株式会社 全国亜臨界肥料管理機構」から名称変更)は、これら各分野の専門機関である関連団体とともに亜臨界肥料化事業の発展に向け、日々取り組んで参ります。
北海道の優良な地域環境資源の保全及び豊富なバイオマス資源の有効活用の推進調査研究を通し、北海道経済、産業の発展に寄与する事を目的として、設立されました。
平成21年、22年度に「亜臨界処理方式によるバイオマス資源肥料化技術研究開発」「高温高圧処理方式によるバイオマス資源肥料化技術開発研究」が、北海道庁リサイクル技術研究開発補助事業に採択され、基礎研究を行っています。
また、平成26年度には「下水道汚泥を原料とする亜臨界水処理技術を活用したアミノ酸肥料等の製造事業化実証事業が北海道庁リサイクル産業創出補助事業に採択されています。
今後は、飼料分野への亜臨界肥料化技術の応用活用研究も行う予定です。
NPO法人 北海道資源循環研究所ホームページ:
http://h-sigen.jimdo.com/
亜臨界肥料は、市場に登場して間もない、新しい肥料であるため、流通網の確保に努めるべく平成23年5月に発足しました。肥料メーカー、地域のJA、各地域の農家の方々、プラントメーカー、建設事業者など幅広い業種の方が加盟されています。
市町村資源化協会発足の記事については、平成26年5月27日付け日本農業新聞記事をご覧下さい。
亜臨界肥料化事業について取り上げていただきました。